ターニャ・ウィソスキーとアレキサンダー・グラチャンスキーの作品は、知性と感性の調和によって生み出される二人のそれぞれ独自のイメージが、お互いに影響しあって創り出されている。お互いに補い合っていることが、やがて調和の取れた一つの表現となって現れてくる。
そのモチーフに加え、全く味気なく抽象的でありながら喜びや悲しみを呼び起こさせる楽譜が並んでいる。コラージュのインクや絵の具で施された短い引用文が様々な要素をつなぎ合わせる。これは見る者にとってはうれしい驚きだ。
この一組の若いイスラエル人アーチストの作品は賞賛を浴び、イスラエル国内はもとより海外でも成功を収め、世界中の公的な、或いは私的なコレクションに収蔵されている。
ターニャ・ウィソスキーとアレキサンダー・グラチャンスキーの二人は、1959年に生まれ、オデッサ芸術アカデミーで学んだ。ウィソスキーはアーチストとしての仕事のほかに、自然の保護に大きな関心を示している。また、アレキサンダーは本に美しい挿絵を描くイラストレーターであり、その業績をたたえて賞を授与されている。
展示会:
1990年: ユニオン・オブ・アーティスト・ハウス、キエフ、ウクライナ(元ソ連)
1992年: カルチャー・センター、ザ・オールド・シナゴーグ、フィレンツェ、伊
1993年: コミュニティー・センター、ブライトン、イギリス
1994年: アートエキスポ・ニューヨーク、USA
アートエキスポ・ラスベガス、USA
サフライ・ギャラリー、テルアビブ、イスラエル
ビニャネイ・ハウマ、エルサレム、イスラエル (常設展示)
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