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Dorit Levi

(ドリット・レヴィ)

 

プロフィール

レヴィ・ドリットは1952年イエメン人の移民の子としてイスラエルのテルアビブに生まれ、ウィゾ・フランス・アート・スクールを卒業した。

レヴィは長年にわたって独自のスタイルを作りだし,発展させてきた。彼女の絵は鮮やかなメタリック調の色彩が多用され、また生命の神秘をほめたたえ踊りに興じている人々であふれている。レヴィはボリビア人のブーランジュ、キュービズム画家のピカソ、レジェ、ブラックなどに大きな影響を受けた。

レヴィは現実を霊的なフィルターを通して解釈し,再現する。これは彼女の絵の中での色彩と図柄の関わり方、特に火や土の色の使われ方、人物たちの動きを見ればわかるだろう。生まれはイスラエルだが、レヴィはアフリカやイランに住んでいたことがある。彼女の絵の温かみのある鮮やかな色使いは、温暖で広大なサバンナが点在するアフリカでの体験を感じさせ、また、原色豊かな物資が山のように積み上げられたマーケットや、複雑な刺しゅうを施した衣服をまとった人々に代表されるイランという国の思い出は、どの絵にも中東の雰囲気を与えている。

レヴィは作品にメタリック・ゴールドを多用し、極端なまでに細部にこだわる。金色の幾何学的な断片を作品のあちこちに配し、他に類を見ない強烈な風合いを出している。光は常に金色の断片に当たり、様々な方角に乱反射し、その結果、同じ作品であっても見る度に違った印象を与える。

色彩はレヴィの作品にとって最も大切な要素だ。色彩はアーチスト本人と、描かれている人々両方の喜びと生命力を表現するからだ。踊っている人物たちは観る者をアーチストの調和に満ちた世界へといざなってくれる。レヴィの絵は歌や踊りで表現されている生と神秘の祝賀なのだ。

レヴィの絵の主役達の魂はいつも必ず出てくる鳥という形で表されている。ギターやピアノを奏でる人物の内なる魂は、その奏者の肩や衣服の袖に見つけることが出来る。鳥たちは変装している場合が多いが、絵の中のほかの様々な色と調和し、漂っている。

レヴィのテクニックは非常に複雑で独創性に富んでいる。彼女は絵の具を何層も塗るが、そのためには前もって慎重にプランを練らなければならない。彼女はまず背景の色を創り、それから図柄の最初のスケッチを描く。次に絵柄の細部を描き、色を塗り、ボリューム感を出す。彼女は五感の全てを駆使して直感で描く。7〜10の層を重ねた後、その絵を幾何学的な形に区分けする。それぞれの部分の輪郭をはっきりした線で描き、そして遂に生を謳歌する独特の作品が出来あがるのだ。

レヴィの作品はイスラエル、アメリカ、カナダ、フランス、日本など世界各地のギャラリーに展示され、またコレクションに収蔵されている。



作品カタログNo1 (PDFファイル)

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