ピップ・カーペンターは画家であるとともに版画家でもある。彼女はカンバーウェル美術学校に学んだ後ロンドン大学に進んだ。ピップの活動範囲は広く、エッチング、ドライ・ポイント、アクアチント、コラージュなどを手掛けている。最後は必ず手彩色で仕上げるが、それが作品に生き生きした雰囲気と風合いを与えている。ピップはまた水彩、グアッシュ、パステルの絵も描いている。
彼女は描く対象に直接働きかけるのを好み、第一印象を大切にしたいと、よく版画板を創作現場に持ち出す。そこで目に入る光景から構図や、色の組み合わせ、細部などのインスピレーションを引き出し、それがピップ特有のすばらしいイメージに体現される。
ピップの版画、絵画、パステルはグリニッジ、ケント、ノーサンバーランドの市議会や農業水産省、ハームズワース・クウェイ・プレス、キングス・カッレジ病院、ロンドン・ウィークエンド・テレビその他多数のプライベート・コレクションに収蔵されている。
彼女は王立水彩画協会、王立エッチング作家・版画家協会、パステル協会、水彩画家協会などが主催するグループ展や個展に積極的に参加している。
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