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長谷川 彰一

(ハセガワ・ショウイチ)

 

プロフィール


1929年、静岡県焼津に生まれる。

 

ハセガワは1960年代に日本を離れ、版画を学ぶためにフランスに渡った。初期の作品は日本での活動の影響が色濃く残り、非常に直線的で、黒や灰色と言ったモノクロ的色合いのものが多かった。しかし、間もなく新しいテクニックを体得すると、すぐに学んだ事柄を土台にして、伝統的な日本の素材を用いながらも抽象的なイメージを創りだした。ハセガワは東洋と西洋の影響を彼独自の方法で融合させたのだ。

 

ハセガワの作品の傾向は、この30年から40年の間に徐々に、初期の頃の日本古来の画材を用いた象徴主義的な作品から抽象画や版画制作へと発展してきた。しかし、その作品の中には一貫して一つの特徴が生き続けている。つまり透明感のある色彩である。初期の画学生時代の水彩画やデッサンから最近のエッチングに至るまでハセガワは透明性の巨匠となった。エッチングでは台紙の上に非常に薄いインクの皮膜がのるだけで、細かいマークが透けて見え、今までになく稀有の深みを産みだす。

 

今ハセガワは、以前印象派の画家達が住んでいたセーヌ川のほとりに居を構え、創作活動を続けている。今では初期の頃の画材に戻り、インクと紙を使ってモダニズムと伝統が組合わさった版画を創っており、それによって彼は世界的な評価を受けている。

 

主な個展:

1981年                            ギャルリ・ラプラーント、ストラスブール

1982年                            ギャルリ・メートレ・コンテンポレイン、エクザンプロバンス

1983年                            グッドマン・ギャラリー、ヨハネスブルグ

1984年                            ギャルリ・ラファエル、フランクフルト

1986年                            ギャルリ・タカシマヤ、東京

1987年                            ギャルリ・クッピヤール、グルノーブル

1988年                            ギャルリ・アドリアナ、シュツットガルト

1989年                            テッサー・ギャラリー、ロンドン

1990年                            ギャルリAE、ゴテブルグ、スウェーデン

1991年                            ギャルリ・メドゥアンヌ、ラバル

 



作品カタログNo1 (PDFファイル)


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